卓球の攻略本

卓球に関する記録です

中学生のラバーの選び方【フォアとバック】

私は中学生と練習する機会が多いのですがよくこんな質問をされます

 

「◯◯ってフォア向きですか?」

「フォアとバックって同じラバーのほうがいいんですか?」

 

結論から言うと戦型や好みによるんですがある程度こうしたほうがいいという傾向はあります

 フォア、バックそれぞれで何をしたい、すべきか、そのためにどんな性能がもとめられるかを考えるところから出発しましょう

 

 

【バック】

 

◎主な技術…レシーブ・ツッツキ・ブロック

 

フリック、チキータ、3球目ドライブを打つことはそうないと思います

レシーブやツッツキは確かに鋭く返したいところですが中学生なら威力よりも安定性のほうが優先されることが多いですよね

 

◎必要な性能…回転の影響を受けずに対処できるコントロール性能

 

相手の回転の影響を受けにくいということは引っかかりのいいラバー、球持ちの良すぎるラバーはNG

  県大会レベルでも攻撃的なラバーを使っている、適しているという人は多くないと思います

 

 

有名所はこのあたり

ヴェガヨーロッパ、ラウンデル

 

引っかかりがよすぎない、飛ばないという点では 

マークV AD、スレイバー系やルーキングもありだと思います

 

 カウンター・ミート気味なバックブロック、バック対バックを想定しているならスピード系ラバーもいいでしょう

ラクソン400、エクステンドHS、エクステンドGP

 

レシーブのコントロールを考えると厚では少し難しいかもしれません

 しかしブロックの球離れが速いので得点率も上がり、ループドライブの処理も簡単になります

 最近の引っかかりの良いラバーで攻撃性能を上げたくなる人もいますがバックは受けるプレーが多くなるのでバランスを考えて選びたいですね

 

 

 

【フォア】

 

◎主な技術…サーブとドライブ

 

◎必要な性能…回転量、次点でスピード

バックミドルからフォアサイドにかけて台の2/3程度はフォアドライブの守備範囲になります

 

ギリギリ届いたときでも弧線を描いて入る安定性

カウンターされない回転量

得点力のあるスピード

 

これらを満たすラバーは選手によって条件が大きく異なるので今回は紹介しません

 

 

以上のようにフォアは回転、バックはコントロールとスピードのバランスを重視して選ぶと実際に使う技術とラバーの性能がマッチするので試合でのミスを減らすことができます

 

裏を返せば、これらのラバーを使ってもほとんど入らないという人は技術力不足・ラケットが合ってない・クセの強いフォームに当てはまる可能性があります

 

 

練習時間を効率よくするためにベストな用具で練習したいですね