プラスチックボールになって数年が経ちましたが中学生に多いシェークバック粒高の選手への影響は大きかったと思います
これは指導者の方も感じているのではないでしょうか
球持ちが悪くなったので反転性能が落ち、一般的な攻撃用のシェークに粒高を貼るとブロックは浮くのにあまり切れない
おまけにプッシュは遅くなるので決定力も不足しています
スポンジを入れたり、ラバーを変えたりと模索した結果ヒット商品からヒントを得ることができました
「グラスディーテックス」+「幻守」
グラスはテンション粒高で超変化のじゃじゃ馬ラバーです
止まるラケットに貼るとブチ切れは出せますが制御が難しい
そこで専用に開発されたのが幻守です
硬いので球を弾き、グラスの暴れっぷりを最小限に抑えます
そして薄いので飛距離を抑えることもできる
つまり硬くて弾く薄いラケットならいいわけです
硬くて弾く=特殊素材、とくに外側が硬い(アウター)
薄い=少なくとも6.0mm以下、理想は5.6mm以下
ありました
「バイオリンカーボン」
アウターカーボンで5.3mmの薄さ
これにグラスや陳、カール、フェイントロングなどの粒高を半年ほどかけて試してみました
結論から言うと非常に使いやすかったです
予想はしていましたがプッシュは非常に速い
そして驚いたのがブロックの止めやすさ
とくにグラスを貼った時は幻守に近い感覚で打つことができました
私が一番相性良く感じたのは陳でしたね
フェイントロング2,3やカールP-4は安定こそしますが変化が少し物足りない
陳は硬い打球感とラケットが非常にマッチしていました
そして最近は「スワットカーボン」にグラスを貼っていますがこちらも近い感覚でした
たぶん「バイオリンカーボン」よりも木が柔らかいから?かはわかりませんが6.0mmなのにそこまで飛びません
他にもインナーですがVICTASのカルテットも気になっています
「VFC(5.3mm)」「AFC(5.5mm)」「LFC(5.3mm)」「SFC(5.4mm)」
インナーですが薄いのでいいかもしれませんね
バタフライだとインナーALC.Sでしょうか、アウターは厚めなので難しそうですね
ヤサカは選択肢がありませんでした
他にも上板が硬い北欧材だとうまくいくかもしれません