ラケットは「インナーフォース・レイヤーALC」
黒面に厚を貼り、赤面は「ディグニクス80」の厚
ちなみに知人は張本智和alcに両面特厚だったのでこちらも試打させてもらいました
【基礎打ち】
テナジーのややハード版の食い込みが勝手に回転をかけてくれます
柔らかいシートは健在ですが、ややハードになったことでテナジー64ほどぐにゃぐにゃしません
むしろちょうどよく手放すことができます
弾道は低く深く、そして速いです
完全にスピード系ラバーのそれと同じです
【ドライブ・下回転打ち】
テナジー同様、思いっ切り叩いても球持ちがいいのでしっかり回転はかかります
ただし遅いボールに対してはしっかりスイングしないと落ちます
コンパクトに振るとどうしても力が足りず、先に飛んでしまうのでネットに直行
面を開いてミート気味に打ったほうが安定します
そしてスピードは最近のスピン系の中でも群を抜いて速いです
これは厚も特厚も同じでした
バックで振るにはラケットととの組み合わせがかなり重要だと思います
適当なラケットに貼ってなんでも入るタイプではないです
【ブロック】
打感がバチバチになるので厚のほうが安定します
特厚だと食い込みすぎるのでやや浮きます
速いです
ブロックは◎
【ドライブ・上回転打ち/カウンター】
台に一直線に刺さるいいドライブですが、厚だと面を被せると少し落ちます
これは私のパワーがないせいです
特厚を借りたときはやりやすかったので、厚の場合は食い込ませて回転をかけかえすよりはスマッシュ系のほうが安定しました
もとより回転重視でもないので、割り切って使うべきでしょう
そして中〜後陣になると厚ではもう届きません
特厚なら届きますが球は軽くやや浅いです
それでもテナジー64よりは深く行きます
慣れればなんとかなるレベルですが決定力らありません
台より低い所からすくうのもNGです
擦って入れに行かないとほぼオーバーします
【レシーブ】
ツッツキは速いです
回転もしっかりとらえたときはそれなりにかかります
しかし面を間違えるとかなり苦しい
高い、さほどかかってない、止まらないの三重苦
このあたりはテナジー64のほうが良かったかもしれません
打感は違うものの、これも厚・特厚で変わらず
ただしフリックは速くてやりやすく、やりやすいです
バックでの使用はありだと思いますが、レシーブで決めるというよりはミスなく上回転にできるラバーという感じ
【総評】
全体的に前陣主体の人に向いていて、フォアなら特厚、バックなら厚が使いやすく感じました
中学生にすすめるとなるとフォアはテナジー64で充分だと思いますし、物足りなければテナジー80のほうがいいと思います
バック面はなおのこと不要だと思います
フォア面にテナジー64を使っているが80が合うか心配で、シートの感覚を変えずに少しハードにしたい人に向いていると思います
とくに中学生だと木材にフォア面テナジー64を見かけることが多いので一度試してみるのもいいと思いますが、テナジー未経験の人は一度テナジー64を経験してからのほうがいいと思いました