VICTASの顔とも言えるラバーです
使用ラケットは「スワット」「リーンフォースAC」
厚さはいずれも2.0mmの赤面で使用
【基礎打ち】
何かの記事で開発秘話を読みましたが社内では特徴がなく、売れるか不安な声もあったそうです
実際、フォア打ちをしてもこれといったクセは感じず、特別ひっかかりも速さもありません
普通に硬いな、ぐらいのものです
【ドライブ】
弾道はやや低め、回転量も及第点以上
硬さ相応のボールにはなりますが何かが特別尖っているわけではありません
【台上】
ストップはやりやすいです
全般のバランスで言えばG1やテナジーよりは好みです
何かが特別やりづらくもないですが、やりにくくもない
【ブロック】
やりやすいです
相手の回転の影響をほとんど受けずに快速ブロックができます
【カウンター】
かけ返すような打ち方もできますが、ブロック同様パチパチと叩く・弾くような打法が向いています
他のラバーだとボールの上をとらえてかけ返すようなカウンターがしやすいのですが、V15は後ろからスマッシュのようにとらえてもよく入ります
【総評】
開発秘話通り、非常に特徴を出しづらいなと感じました
ブロックはともかく、カウンターは試合中それほど主軸になるプレーでもありません
それでも弾速や弾道、打球感を効果的に使うのであれば素材ラケットのほうがいいかなとは感じました
今回はリーンフォースACでしたが、レイヤーALCでもいいとは思います
木材5枚だとせっかく球を持っても出せる長所がない気はします
素材と合わせるほうが長所を出しやすそうです
やはりラバーの長所を活かすというよりバランスを求める人に向いていると思います
じゃあスーパーヴェンタスと何が違うの?と言われれば難しいんですが…
スーパーのほうが安定感はあります
V15のほうが安定感は劣りますが力があればいい球にはなります