卓球の攻略本

卓球に関する記録です

「リーンフォースAC」レビュー

 

使用したラバーは

F:ラクザ7 厚

B:エボリューションEL-S 1.9mm

 

巷ではインナーフォース・レイヤーALCのパクりだの似てるだの言われています

 

リーンフォースAC

板厚6.0mm、重量87g

インナーフォース・レイヤーALC

板厚6.0mm、重量86g

 

まあカタログスペックは似ていますが、芯材・上板・特殊素材の厚さ、中心との距離などで変わってくるので似てそうだなとしか言えません

 

少なくとも違う素材やアウター・純木材よりは近いのでしょうが…

 

以下レイヤーALCALCを、レイヤーZLCをZLCとします

 

 

【基礎打ち】

 

まずこの段階で違うのがわかりました

 

明らかにALCより弾み、打球感も硬いと思います

 

 

【ドライブ】

 

こちらも同様に弧線が低く、カキンとまっすぐ刺さる軌道になります

 

普段はサブラケットとしてZLCを使ったりしていますが速度は同程度に感じます

 

 

【バック全般】

 

ブロックもALCに比べると断然速いです

軽い力でもしっかり飛んでいきます

 

ZLCは少ししなって球を持ってしまうことがあったので、面の向きや弾き加減に気を使いましたがリーンフォースACは本当に当てるだけでいいという感じです

 

しなりがない分、3球目の下回転打ちは少し難しく感じました

 

 

【台上・レシーブ】

 

当然のごとくALCよりは扱いづらい

こちらもZLCと同程度

 

 

【後陣】

 

ALCでも問題なかったのですが球速が物足りなく感じていました

リーンフォースACであれば中後陣からでもZLCと同程度のスピードで打てます

 

 

【総評】

 

性能面だけ見れば、ALCよりひとつ上の弾みが欲しいという人にはうってつけではないでしょうか?

 

また、ZLCユーザーで薄さ・しなりが苦手という人にもいいと思います

ALCから材質が硬くなった分、板厚を薄くすることでやわらげています

ALCのコツンという響き、硬さを残したまま弾みを上げたいという人も少なからずいるはずです

 

 

ALCより弾みを上げ、ZLCとよりしなり・響きをおさえたラケットという印象でした

アウターALCが少し使いやすくなったものとも考えられます

 

需要は必ずあるラケットだと思うので、この価格で出してくれたヤサカに感謝です