ニッタクの木材7枚合板です
新井卓将さんのブログからの推測ですが、どうやら2010年秋頃に発売されていたようです
今年の秋で9年になるのでなかなか古いラケットですね
比較的マイナーなラケットですが、いいところはあります
【スペック】
サイズ 158×151
重量 85g ±
板厚 6.2mm
まず木材7枚合板としての弾みは真ん中〜下のほうです
SK7のようなカッ飛び7枚に比べるとかなりおとなしく感じます
さすがにスワットよりは弾む気がします
板厚は6.2mmとしなりはない
きちんと7枚らしい硬質な打球感はあるものの思ったより弾まない
そして重量は85g
【需要】
悪いラケットではないんです
ただ、アデリーじゃないとダメだ!というにはあまりにニッチすぎる気がします
インナー特殊素材やスワットでいいんじゃないかと思うところが多いです
なんなら同じような構成のスワットスピードのほうが万人受けすると思います
そんなアデリーの使い道を考えてみました
ラケットが軽すぎたり、薄すぎたりすると激しいラリーで相手の球威に押されることがあります
5枚合板の扱いやすさに頼るあまり、カウンターやラリーが弱くなっている人
しかもラバーを変えたくないという人にはいいと思います
ただし、ブレードサイズは158×151とわずかに大きいので重いラバーの人ほど影響も大きくなります
いくつか試してみましたが
F:ファスタークG-1 厚
B:ヴェガヨーロッパ 2.0mm
が1番良かったですね
フォアのG-1は球持ちを活かしつつ重みのある刺さるドライブになります
バック面はヴェガヨーロッパの守備的な部分を損なわないギリギリの弾みです
【向いている人】
5枚合板ユーザーの中でステップアップしたい人に向いています
もう少し弾きが欲しいけど5枚らしさをあまり損ないたくない人は「スワットスピード」
「スワットスピード」では物足りないけど本格派7枚に手を出すのは怖いという人は「アデリー」という感じでしょうか
いずれにしても「クリッパー」よりはおとなしいと感じました
逆にカッ飛び7枚から落としたい人には「アデリー」か「ハッドロウVK」でもいいかもしれませんね
重すぎるラバーを使っている人は要注意ですが、中学生の2本目のラケットとしてはありだと思います