ヤサカから2010年秋に発売された旧世代のハイブリッドエナジー型ラバーです
8年前のラバーですがこいつがすごい
今まで多くのラケットですべて厚を使ってきましたがこいつは木材5枚でフォアに貼るべきなんじゃないかな…?
シートはラクザ7と同じく天然ゴム主体
硬めながらもしっとりとした感触で高摩擦
スポンジは柔らかめ、ドイツ硬度で約40°ですが最近のラバーと比べるとそこまで弾まないの中学生でも扱いやすいです
いわゆるFXタイプのラバーは球質が一定になるのでスイングが遅くても安定します
フォアで使用する場合は7ソフトのスポンジでは高スピードが期待できないので必然的にループドライブ→5球目スマッシュの流れで運用することになると思います
【サーブ】
さすがの高摩擦シートです
よく切れます
【レシーブ】
FX系のラバーはレシーブが少し難しくなりやすいですが、スポンジが弾まないのでそこまで苦になりません
高摩擦シートでしっかり回転をかけることでツッツキを切ることができます
【ドライブ】
ループの回転量が素晴らしいですね
これを活かすならラケットの弾みは控えめに
木材5枚合板が限界でしょうね
スピードは期待できないのでコントロール重視の前陣速攻みたいな使い方がいいのかな?
【ブロック・守備的な技術】
スポンジが弾まないのでなんとかなっていますが、弱いタッチは高摩擦が仇となります
相手の回転に負けないように少し擦って押さないといけません
【フリック・チキータ】
回転量は素晴らしいですが遅い
かといってラケットの弾みを上げると良さが消える気も…
【総評】
やはり木材5枚合板や控えめな7枚合板のフォアでコントロール卓球をしたい人向けですね
コルベル、馬琳EO、バイオリン、オフェンシブCR、オルエボ
7枚ならスワットかアデリーかな
フォルティウスFTの重量調整にもありかと思います
バックなら柔らかめの特殊素材運用ですね
回転をかけて自分でコントロールしていくのに向いているいいラバーです
パワーはないけどループの回転量で勝負していきたい中学生はどうぞ