地元の中学生を見ていると毎年何人かカットマンがいます
近隣の地区や県大会まで見ていて思ったことを綴ります
【①カットできない】
カット用ラケットのフォアに裏ソフト、バックに粒高貼ってカットマンの完成
でもカットはできません
相手に3球目をドライブされるととれない
こんなカットマンもどきが多すぎました
カットマンのいろはもわからない指導者がとりあえずつくるのでレシーブとツッツキしかできないカットマンができあがるわけです
【②飽きたら攻撃?】
これは①のせいもありますが、カットができない・粘れないから攻撃するという本末転倒な子が多いですね
プレイスタイルなんて人それぞれなので悪いとは言いませんけどカットあってこその攻撃ですから、攻撃を多様するなら最初から下がらなければいいのでは?という気はします
試合でカットしないなら練習するだけ無駄ですから攻撃型になりましょう
ツッツキで粘られたときに我慢できず攻撃する人も同様です
ここからは中学生として上に行くために必要な技能です
【③粒高のツッツキが切れない】
これは非常に難しいですね
なにせ当てれば返ってしまうので切る必要がないです
早いうちから粒高を使っている人でも粒高のツッツキを切ることがいかに重要か知らず、気づいたときには練習する間もなく引退…というケースも少なくありません
実際、難しい技術なので必ず切れる必要はないです
ただブラフとして「何割かの確率で切れていることがある」これが重要なんです
これで落とすと相手は混乱し、自信を持ってカット打ちできなくなります
【④緩いボールをカットできない】
ナックル性の緩い乗せ打ちみたいなつなぎ球をカットできないと上にいけません
コツは
・ボールを引きつけ、浅ければ前に出る
・リズムをとってカットする
とにかく身体の近くで打つようにすることです
打点は高、中、低の3パターンがあり、中学生なら全てできる必要はありません
どれか1つできれば充分です
≪高≫
面を少し下に向け、上からカットします
打点は高くても頭、理想は胸〜肩の高さぐらいがいいでしょう
入れるのが難しければ無理に切る必要はありません
上から落ちてくる下回転のボールは受ける経験も少なく、取りづらいので相手は嫌がります
≪中≫
ネット〜台の高さでカットします
身体でいうとおへその高さぐらいでしょうか
低く滑るようなカットが理想です
回転量よりも深さのほうが重要です
≪低≫
台の下の見えないところからカットします
このとき、粒高を倒して(食い込ませて)ナックルにすると効果的です
台にぶつけてミスしやすいので高くなりますから変化と深さのどちらか、できれば両方が欲しいです
相手はこちらのスイングが見えないので回転量が読めず、ミスしやすくなります
上手い人はここで反転したり横系の回転を入れたりと工夫します
レシーブ後台から適切な距離をとったり、カット後相手の動きを見て動いたりとカットマンの基本技術は色々ありますが上に行きたい人は③④を参考にしてもらえればと思います